《#14》 ボーンツール(4) 《#16》 前進するアニメーション

2009年11月27日 (金)

nanaicon

Digicon Magazine読者のみなさんこんにちは、ななきちです。

前回までに、ボーンツールを使って、ちょっと複雑なアニメーションを完成しました。皆さん、だんだんとFlashが楽しくなってきたのではないでしょうか?


さて、今回は、ひとつのオブジェクト(シェイプ)内にボーンを設定して、ドラッグで変形できる尺取り虫くんのFlashムービーを作ります。

 



目次

  • オブジェクトをシェイプにする
  • ボーンツールを埋め込む
  • ムービー上でオブジェクトが動かせるようにする

    完成例です。画面上で緑色の胴体部をドラッグすると、ぐにゃりと曲げることができます。

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    ドラッグすると胴体が曲げられます。


    オブジェクトをシェイプにする


    サンプルファイルをダウンロードして、「caterpillar_01.fla」を開きます。この尺取り虫のキャラクターの胴体に、ボーンツールを設定していきます。
    胴体をクリックして選択すると、オブジェクトに四角い囲みがついています。

     

    worm1

    「描画オブジェクト」というデータ形式になっています。そのままだとボーンツールは使えません。

    これは「描画オブジェクト」を「シェイプ」の状態に変換します。オブジェクトを選択した状態で、メニューバーの[挿入―分解]を選びます。

     

    worm2

    修正メニューから分解を選択

    すると、オブジェクトから囲みが無くなります。「シェイプ」に変更されました。ボーンが作れるのは、「シェイプ」と「シンボル」という種類のオブジェクトなのです。

     

    worm3

    胴体が「シェイプ」になりました。準備完了。

     

    ボーンツールを埋め込む

    体の部分にボーンを埋め込めこんでいきます。[ツール]パネルから、[ボーンツール]を選択します。[ツール]パネルが表示されていないときは、メニューバーの[ウィンドウーツール]を選んで表示できます。

     

    worm4

    [ツール]パネルから、[ボーンツール]を選択

    胴体にボーンを追加していきましょう。胴体の上で、頭のほうからしっぽに向かって、細かくドラッグを繰り替えし、短いボーンをたくさん作成します。2つ目以降のボーンは、前のボーンの終点(継ぎ目)からドラッグし始めてつくります。

    このボーンを作る作業は、サンプルファイル「caterpillar_02.fla」で、できあがっているので参考にしてください。

    worm5

    胴体に骨を通す感じでボーンツールでドラッグしていきます。

     

    niwaicon

    上の作業では、細い胴体の部分に細かくボーンを作るので、けっこう作業がしづらいかもしれません。[ツール]パネルで[ズーム]ツールを選択し、作業する画面を拡大しておくと、ドラッグしやすくなるでしょう。

    また、拡大した画面の表示を移動するのは、[ツール]パネルの[ハンドツール]を使用しましょう。

    fla14_009

    拡大・縮小の[ズームツール]、画面移動の[ハンドツール]

    fla14_007

    ズームツールでドラッグすると、作業箇所を拡大できます。

    fla14_008

    細かい作業もしやすくなります。画面の移動は[ハンドツール]で行って下さい。

    作業が終わったら、右上のプルダウンメニューから「100%」や「すべて表示」を選択して、ドキュメント全体を表示し直します。

    fla14_010

    画面表示を元に戻すには、右上のポップアップメニューを使います。

    ボーンの追加後、[選択ツール]を使ってステージ上でドラッグすると、胴体が動きます。ボーンを操作する練習として、くねくねと前後に動く表現を作ってみましょう。

    ここではまず、回転がスムーズになるように、「回転させない関節」を指定します。

    前から3番目くらいのボーンを選択して赤く反転されたら、[プロパティ]パネルの[結合]の欄で、[有効]のチェックを外します。対象のボーンが赤く反転しない場合は、もう一回同じ場所でクリックすると、選択できるはずです。

    fla14_018

    これで、この関節は回転しなくなります。

     

    次に、しっぽ部分を選択ツールで選択します。赤く反転したら、ボーンの右端のほう(回転軸ではないほう)をつかむようにして、ドラッグします。

    回転させない関節以外はすべて連動するので、一気に形を作ってみましょう。

    fla14_019

    一番端のボーンをドラッグして、くねっとした形にしてみます。

     

    fla14_020

    ドラッグするとこんな形状になりました。みなさんもいろいろ試してみてください。

     

     

    ムービー上で動かせるようにする

     

    ボーンツールには、Flashを見るユーザーもボーンを動かせるようにする機能があるので使ってみましょう。[タイムライン]パネルで、ボーンが配置されている「アーマチュア」レイヤーを選択します。

    worm8

     

    [プロパティパネル]には、「IKアーマチュア」のプロパティが表示されます。[プロパティパネル]が表示されていないときは、メニューバーの[ウィンドウープロパティ]を選択してみてください。

    worm9

    プロパティパネルの[オプション]で、[種類]から[実行時]を選択します。

     

    worm10

    [種類]で[実行時]を選びます。

     

    設定後、Ctrl+Enterキー(command+returnキー)を押して、ムービープレビューを表示します。すると最初に紹介したムービーのように、ドラッグして変形が可能になるはずです。この完成ファイルは、サンプルファイルの「caterpillar_03.fla」です。

    いかがですか? ボーンツールを使ったアニメーションのアイデア、みなさんも浮かんできましたか?

    ではまた次回!

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