■Flashってどんなソフト?
今回は、まだFlashの実際の操作はしません。まず、Flashってどんなことができるのかを、ななきち先生に教わっていきましょう。
Flashは、アニメーションムービーの作成が得意なソフト
【な】:Flashは、「スプラッシュページ」や「Flashムービー」など、滑らかな動きのあるウェブページやウェブコンテンツを作れるソフトの定番です。たとえば、下に示すようなサイトなどがあります。Flashサイトでは、映像のように画像や文字を動かすだけでなく、クリックでメッセージを表示したりキャラクターに反応させるなど、さまざまな動きが作れます。
赤坂サカスのウェブサイト。トップ部分にはFlashが使われています。イメージモーションやフキダシの表示などがトップページを彩っています。画面の左右にカーソルを移動するとスライドして別のイラストが表示できます。
アドビ システムズ社のトップページの上部分ももちろん、Flashが使われています。
ブログに貼って楽しめる「世界遺産ブログパーツ(ON AIRカウンター)」です。このような小さなバナーやブログパーツなどにも、Flashがよく利用されています。
例3:http://www.tbs.co.jp/download-akasaka/bp_02.html
映像編集でよく使うAfter EffectsやPremiereとはどう違う?
【に】ところでTBS DigiCon6.comのユーザー内では、FlashよりAfter Effectsなどのほうがよく使われている気がします。Flashは、映画やアニメーションの作品づくりにはあまり使われないように思いますが、なぜですか?
【な】Flashでもアニメーションが作成できますが、そう多くないかもしれませんね。現在はやはりウェブ作品が主流でしょう。ちなみにアニメーションや動画を扱うソフトでも、素材によって、得意とする分野がソフトごとに異なります。Flashは、パソコン上で描いた2Dイラストを動かすのが得意なソフト。PremiereやAfter Effectsなどは、ビットマップの映像を加工するのが得意。つまり実写した素材の加工向けです。
ちなみに、Flashは、今回のバージョンのCS4のから、3D空間の表現も作れるようになりました。それにFlashでも、実写映像を取り込むことはできるので、実写とイラストやインターフェースを組み合わせるという場合、Flashは非常に使いやすいソフトです。
<映像制作のさまざまなツール(表)>
| 実写が得意 | Final Cut、Adobe Premiere、iMovieなど |
| 特殊加工(レタッチ)が得意 | After Effectsなど |
| イラストにアニメーションが得意 | Flashなど |
| 3Dが得意 | Autodesk Maya、3DS Maxなど |
【に】現在はウェブで公開するアニメーション、ウェブサイトだけでなく、ケータイやゲーム機、DVDビデオのインターフェースなど操作が必要とされるコンテンツの制作でFlashは用いられていますね。
【な】そうですね。それから、Flashと、After Effects、Premiereは同じアドビ製品なので、まずFlashを学んでそのあと興味のあるソフトへステップアップするのもよいと思いますよ。
インタラクティブな操作ができるマルチメディアコンテンツが作れるソフト
【に】映画のプロモーションサイトのようなものでは、ほとんどの場合にFlashが使われていますよね。
【な】そうですね。動きがあって楽しいだけでなく、自由度の高いレイアウトにしたいときは、Flashを使ってウェブサイトを作ることが多くなります。最近面白いな、と思ったサイトは映画「天使と悪魔」の公式サイトです。静止画写真をかなり使っているけれど、Flash上の効果で映像を観ているような面白さが出ていましたよ。
【に】Flashならば、HTMLでレイアウトするのと違って、絵を描くように自由に写真、映像とイラストを組み合わせて配置し、動かせるのも魅力ですね。
【な】Flashでは、ActionScriptというプログラム言語が使えるので、ちょっと複雑なゲームなんかも作れてしまいます。よく、Flashを使った無料ゲームサイトなど、ありますよね。
【に】クリックだけでできる密室脱出ゲームの「クリムゾンルーム」などもFlashゲームの元祖ですね。
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