日本HP昭島工場見学レポート 「MADE IN TOKYO」はこんなにたくさんのテストを受けている 矢野りんさんに聞く「ものづくりのヒント」第1回 新米クリエイターが必ず学んでおきたい2つのこととは?

2009年5月22日 (金)

サーバ製造工程も見学する(でも難しい)

PC製造工程は梱包まで見終わったので、隣のエリアにあるサーバ製造工程へ。

このエリアが静かなのは、PC製造エリアに比べて人が圧倒的に少ないからなのだった。

「PCとは違って、こちらでは一人のスタッフが部品を揃えて組み立てるまでを担当しています」(清水さん)

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てきぱきとお仕事中の皆さん

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サーバエリアに掲出されている製造工程。

内容はほとんどPCと同じよう。

お一人での作業なので、当然のことながら組み立て工程はさっと眺める程度で次の工程へ。

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先ほども見た風景。

棚に置いてあるのはさっきと違います。

完成し、テストも完了したサーバは梱包ラインへ。

また、昭島工場ではクライアントの希望によりサーバのラック組み付け(ラッキング)も行われている。希望のあったサーバはオーダー通りにラックへ組み付けられてゆく。

でかいラックがずらっと並んだ光景は壮観だ。

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でかいラックがスタンバイ。

これから組み付け工程へ。

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排気の邪魔にならないよう、ケーブル類が側面に。

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組み付け途中のラック裏面。

 

いいことずくめのサーバ組み付け

工場内にはサーバのラッキングなしで納品された場合、どれほどの荷物が必要になるかが「写真でわかる」ポスターが掲出されている。

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これ。箱の山。…が、

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こんなにスッキリ!

いや、なんかもう、あまりの変貌ぶりに「夢のよう」としか言えないのですが。

あの段ボールの山がまるごと必要なくなって、そのうえ全部組み上がった状態で納品されるなんて、ねえ。しかも、設置されたらすぐに使えるという。

そのうえ、こうした工程も中国など海外ではなく、昭島で行われることによって、実際にサーバを使用するクライアントが直接工場で細かな設定をすることができるという強みもあるのだ。

あらら、いいことずくめじゃありませんこと?

 

これがHP最高ランクのサーバだ

組み付け工程エリアを抜け、最も奥に鎮座していたのは「Superdome」という名の、
「HP最高ランク」(清水さん)のサーバ。

「Superdome」はシンガポールにて生産され、輸入しているという。

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Superdomeと清水さん。

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中身はこんな。(←違いがよくわかっていない)

このサーバ周りで最もすごかったのはケーブルの太さ。

大蛇のようなケーブルが床をのたくっている。

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このごつい接続口は一体。

太くて重いケーブルのため、床の強度も必要だという。

そりゃそうだよね、これだけの太さだったら……。

これら、ケーブルの整理(ケーブリング)に関しては日本が一番進んでいるという。「匠の技ですね」と胸を張る清水さん。

 

最後は搬入口を見学

一通りの製造工程を見学したあとは、商品が旅立つ玄関口へ。

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これはさっき、梱包材を2Fへ運んだエレベータ。

梱包済みの商品は貨物エレベータで1Fの搬入口へ下ろされる。

ここで、じっと出荷の時を待つわけです。

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ここからトラックへ積み込まれる荷物たち

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旅立ちのときをじっと待つ商品たち

昭島工場から出荷されるのは、あくまでここで作られたPCなどの製品のみ。モニタやプリンタなどを同時に注文した場合は、原木、大井といった他地区の倉庫に保管されている製品が同時に出荷され、中間地点でここのPCと出会い、ひとまとめになってオーダーした人の手元に届く。この無駄の少ない輸送方式は、「日本ロジスティックス大賞を受賞しました」(清水さん)とのこと。

ここで工場内部の見学は終了。

それでは、おいとましましょうか。

 

清水さんからのメッセージ

 

最後に、清水さんからdigicom6のクリエイターへ向けてのメッセージ。

「HPの国内生産は、2009年7月で丸10年を迎えます。

過去、国内生産が危機にさらされたときもありました。

しかし、やっぱり日本のお客様の近くで生産していることで、

自分たちですべてを管理でき、信頼されてきたと思います。

厳しい条件下、コスト削減の波を跳ね返すという形で我々も頑張ってきました。

若い皆さんもやりたいことにはこだわって、跳ね返す力をつけてください。

そのためにHPのコンピュータを、ワークステーションをぜひ使ってくださいね」

 

(了)

取材・執筆:斎藤 彩子
写真:滝川 洋平

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